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明治・大正期にタイムスリップ気分…湊町のまちなみ

明治・大正期にタイムスリップ気分
明治29年築、綿や肥料などを扱っていた大西秤(はかり)店。明治26年に建てられた木村邸は長い格子のある町家。

虫小窓や漆喰塗り込めの「厨子(つし)二階」(2階の天井が低く、元来は明り取り窓のある屋根裏部屋を、使用人の寝室などに利用していた町家の様式)が特徴的な大西家は大正5年築。旧酒造の仲田家は大正10年築、「国之富」と書かれたケヤキの屋号が今も掛かっていて印象的です。

この他、湊町通りの入り口、汁なしカツ丼で人気の「濱田屋」も昭和8年築の立派な建物です。
築150年の古い商家の佇まいが店舗の個性を醸し出している「ギャラリーこごみ」や、他にも、古い部材を生かし江戸期の町家を再生させるなど、まちなみの保存にも力を入れています。
砥部焼誕生の発端は伊予市にあり
町並みの中ほどには、大阪商人 泉谷治兵衛の出店跡が残っています。
泉谷治兵衛はは江戸中期寛保年間(1740年代)に、大洲藩と伊予砥石の専売契約を結びました。
